チャウチャウ
■原産国 中国
■体重 20~32kg(大型犬)
チャウチャウの名前の由来
「チャチャウ」という名前は、
東洋の骨董品・珍しい装飾品という意味があります。
チャウチャウが、船の貨物と一緒に置かれていたことから、
この名前が付けられたといわれています。
初期に輸入されたチャウチャウは、
まさに「珍しい装飾品」として扱われていたようです。
チャウチャウの特徴
一番の特徴は、濃い藍色の舌です。
4000年以上前の中国に存在した、絶滅した古代犬種のハン・ドッグ
から引き継がれたのではないか、という説があります。
体形はがっちりしたスクエア型、頭に乗っかっているような立ち耳で、
尻尾は背中にかぶっています。
全身がモコモコした毛で、一見太った犬のようですが、
本当は筋骨隆々の犬なんです。
後肢の関節がまっすぐで、竹馬に乗っているように歩く姿も特徴です。
被毛はダブルコートの長い毛で、
立ちあがった毛のラフコートタイプと、
滑らかな毛のスムースコートタイプがあります。
スムースコートタイプは、シャン・ドッグとも呼ばれ、
アンダーコートが密集して寒さに強い被毛です。
毛色は、
クリーム、ブラック、レッド、ブルー、ホワイト
のバリエーションがあります。
チャウチャウの歴史
 
チャウチャウは、中国が原産と考えられています。
当時のモンゴル民族が狩猟犬として使ったり、ソリを引かせたり、
また、番犬としても飼育していたようです。
3000年以上前から存在していた犬種のために、
正確な歴史は謎に包まれていて色んな説があります。
東南アジアで発祥したとか、北極圏で発祥したなど、
わからないままですが、現在も調査中です。
食用や毛皮をとるための家畜として飼育されるようになりました。
中国の鎖国政策のため17世紀までチャウチャウは、
他国には全く知られていなかったものと思われます。
18世紀にヨーロッパに持ち込まれ、独特の風貌で世界中に広がり、
現在も安定した人気があります。
日本では、高度経済成長期にテレビコマーシャルに使われて、一時ブームになりました。